[]ステージ転換時のマイクロフォン移動 <その1>

ライブレコーディング・エンジニアの西沢です。オーケストラや室内楽の演奏会では、楽曲によってステージ上の楽器配置が異なる場合があります。例えば、コントラバスが上手から下手に移動することだってあり得るのです。そんな時、コントラバス用のマイクロ…

[]すきま時間の過ごし方

ライブレコーディング・エンジニアの西沢です。日本の音楽ホールのほとんどは9時開館、機材の搬入〜設営は時間との戦いですが準備万端整えば時間に余裕ができることも……そんな “待ち” の状態には色んな過ごし方があります。1.使わない大型の機材を機材車…

[]演奏していない時の音を録る

ライブレコーディング・エンジニアの西沢です。コンサートホールでの録音時、余裕があれば是非とも録っておきたい「演奏以外の音」があります。それは、「静かな状態のホールの音」です。この「ベースノイズ」「ホールノイズ」「ノンモン」などと呼ばれる音…

[]今年もこの時期!第56回グラミー賞サラウンドサウンド部門ノミネート作品

どうもMushです!【2014.1.27更新】「第56回グラミー賞サラウンドサウンド部門」<http://www.grammy.com/nominees?genre=54>受賞作品決定!「Live Kisses (Paul McCartney)」が受賞しました。キャピトル・スタジオの惜しげもない映像と、全世界で楽しまれ…

[]台車のある風景

ライブレコーディング・エンジニアの西沢です。録音機材の搬入/搬出にかかせない道具である「台車」が美しく積み上げられた光景に出会いました。いい仕事してますね!サイデラ・マスタリング→www.saidera.co.jpSaidera Mastering on Facebook→→www.facebook…

[]サウンド&レコーディング・マガジン 2014年2月号「Cross Talk 山内“Dr.”隆義 × 森崎雅人 最新ポータブル・プレーヤーがもたらす ハイレゾ・マスター制作への意識改革」

発売中の最新のサウンド&レコーディング・マガジン 2014年2月号「Cross Talk」のコーナーで、音響ハウス時代にアシスタントについたこともある先輩エンジニアの山内“Dr.”隆義さんのお相手としてチーフエンジニア森崎雅人を取り上げていただきました。サウン…

[]照明のノイズ

ライブレコーディング・エンジニアの西沢です。ライブの場合はさておき、ホールを貸しきってのセッション録音では、気をつけたいノイズ源として空調のほかに照明があります。「ブーン」「ジー」といった “照明器具(灯体)自体が発する音” は無視できません…

[]録音時の服装

新年あけましておめでとうございます!ライブレコーディング・エンジニアの西沢です。最近は、動作音が限りなくゼロに近いレコーダーがありますので、演奏者付近(マイクロフォン付近)に機材一式を設置することも可能になりました(ホール録音の場合、通常…

[]第8回1ビット研究会 発表全内容「韓国の伝統音楽の1ビットDSD録音とアーカイブの経験からその重要性について」

先日早稲田大学内 井深大記念ホールにて行われた第8回1ビット研究会で、サイデラ・マスタリングのライブレコーディング・エンジニアのオが発表を行いました。韓国で韓国伝統音楽の録音、SACD制作、アーカイブに携わったエンジニアが感じた1ビットDSD録音の重…

[]DA-3000 カスケード時のファイル名設定

ライブレコーディング・エンジニアの西沢です。今年ラストの記事であります。このコンパクトさで、高品位5.6MHz DSDレコーディング!先日行った室内楽のセッション録音で、TASCAM DA-3000 2台をカスケード接続にて運用しました。マイクプリアンプの Sym・Pr…

[]分度器は持ってないけど……

ライブレコーディング・エンジニアの西沢です。面白い iPhone / iPad アプリを見つけたのでご紹介します。Engineered Stuff からリリースの「Stereo Mic Tools」です。マイクロフォン・セッティングに正解はありませんが、ORTF や NOS といった定番では、2…

[]サウンド&レコーディング・マガジン 2014年1月号「TASCAM DA-3000 をエンジニアが検証」

発売中最新の「サウンド&レコーディング・マガジン」2014年1月号 P.136-137「5.6MHz DSD 対応のマスター・レコーダー TASCAM DA-3000をエンジニアが検証」のコーナーにチーフ・エンジニア森崎が登場しています。TASCAM DA-3000は、サイデラ・マスタリングで…

[]CDマスターと一緒にハイレゾマスターも残そう!

チーフ・エンジニアの森崎です!「ハイレゾ」という言葉だけは聞いたことがある、という人は本当に増えています。でも皆さんが一番知りたいのはどんな音がするのか?ですよね。一言でいうとそれは「アーティストがレコーディングやトラックダウンの現場で聴…

[]ハイレゾ音源の楽しみ(その2)「音楽好きはハイレゾの夢を見るか?」

どうもMushです!「音楽は好きですか?」答えはYES。ほとんどの人がそうですよね。なにを隠そうぼくはハイレゾ/DSD Loverです。「OTOTOY DSD SHOP 2013」では機器展示されている機種を全部試聴してきました。それで驚いたのは音質はもちろんですが、DSD-DAC…

[]DSD音源制作 〜 後でミックス出来ないなら、今でしょ!

ライブレコーディング・エンジニアの西沢です。渋谷ヒカリエにて開催の「OTOTOY DSD SHOP 2013」は盛況だったようで!最終日には弊社オノがサウンド&レコーディング・マガジン編集長と対談、一冊の雑誌を通して業界を見続けている國崎さんが語る展望には、…

[]切ったら切れるけど、切っても切れない、欠かせない存在

ライブレコーディング・エンジニアの西沢です。録音の現場でアナログテープを見かける機会はすっかり少なくなりましたが、今も変わらず、ライブレコーディングに欠かすことのできない「テープ」があります。それは「磁気テープ」ではなく「粘着テープ」です…

[]ハイレゾ音源の楽しみ(その1)「改めて、ハイレゾとは?」

ハイレゾ。一部の方にはもう耳にタコでしょうが、サイデラ・マスタリングでは来るべきハイレゾ時代に向けどんどん推奨していきます。あらためておさらいしましょう!ハイレゾとは?ハイレゾ=Hi-Res=Hi-Resolution(ハイレゾリューション)=「高い+解像度…

[]文章から音が聞こえてきます

ライブレコーディング・エンジニアの西沢です。『録音集』ってご存知ですか? これは名録音のコンピレーション・アルバムなどではなく、音そのものや音にまつわる考えが書かれた本(著:豊島与志雄)なんです。雨風や足音、汽車といった様々な音に関する描写…

[]居場所として いい場所

ライブレコーディング・エンジニアの西沢です。サイデラ・マスタリングのDSDレコーディングシステムは、机一個分のスペースで高品位な録音を実現できるので機材の設置場所を選びません。では、「エンジニアの居場所」はどこがいいでしょうか? エンジニアが…

[]私たちのインターン日記2013(その9)「Inter BEE2013 ボランティアは楽しい!」

こんにちは!インターンの田中です!先週は「Inter BEE 2013」のボランティアに行ってきました!幕張メッセで11/13-15の3日間行われていました。Inter BEE (International Broadcast Equipment Exhibition) とは、国内や海外の最新の放送機器、映像機器、音…

[]必読書:Proceed Magazine 2013-2014

どうもMushです!2013年11月13日(水)−15日(金)は幕張メッセでInter BEE2013開催中です!プロオーディオ部門/ホール4/小間番号 4502で、オノ セイゲンが「SHIZUKA Stillness Panel」のプレゼンテーションをやっています。https://www.facebook.com/pho…

[]計器をメーッターに見ないで

ライブレコーディング・エンジニアの西沢です。 先日、初めて出産に立ち会うことができました。職業柄「初めての産声を録音したいな」などと考えていましたが、分娩はまるで神聖な儀式の様で、とてもマイクロフォンを設置する心持ちにはなれませんでした。と…

[]のこった のこった 記録したから のこった!

記録録音は、演奏の“定点観測”まいど! ライブレコーディング・エンジニアの西沢です。私は録音 “する” ことは好きですけれど、録音 “される” ことはどうも苦手。写真を撮られる時も同じで普段通りで居られないというか……。なので、“録音” というと構えてし…

[]マスタリングのリクエストを理解する

チーフ・エンジニアの森崎です。マスタリングの作業で大切なことは。音作りや最後の品質管理はもちろんですが、それ以前に一番大切なのは「アーティスト(クライアント)が、どんなサウンドを求めているか」を誤解なく理解することです。例えば「もう少し」…

[]私たちのインターン日記2013(その8)「秋のヘッドフォン祭レポート」

どうも、インターン宮腰です。先週末に行われた「秋のヘッドフォン祭2013」に行ってきました。今回、初めて行くのでどんな感じなのかワクワクの遠足気分で参戦してきました。まずパンフレット表紙にもなっているULTRASONEからレッツゴー。この日発表された「…

[]私たちのインターン日記2013(その7)「プラッサ・オンゼの定期メインテナンス」

インターンの武田です!明日から11月で本格的に寒くなってくる時期ですね。みなさん体調管理には十分注意してください。昨日一昨日の2Daysで、サイデラ・インターンシップ伝統の青山にあるブラジル音楽の聖地「プラッサ・オンゼ」へのお掃除に行きました!こ…

[]テイクの管理

ライブレコーディング・エンジニアの西沢です。レコーディングにおける「テイク(take)」とは「とある一回分の録音」のことです。セッション録音において、例えば初めに〇〇交響曲の第一楽章を通して録音したら、それが「take-1」、次に第一楽章の10〜53小…

[]モニター音量の設定

チーフ・エンジニアの森崎です。ミキシングやマスタリング作業中のモニター音量レベル(ボリューム)は固定していますか?1.ミックス音源の音量レベルの確認2.曲ごとの音量レベルの確認3.ジャンルにふさわしい音量レベルの確認これらはボリュームを変…

[]秋のヘッドフォン祭2013

どうもMushです!皆さん週末は行かれましたか?「秋のヘッドフォン祭2013」。http://www.fujiya-avic.jp/user_data/headphone_fes.php世界555台限定のULTRASONE「Edition 5」の発表会に始まり、2日間大盛況だった模様です!サイデラ・マスタリングのfacebook…

[]8つのノイズとその対策

チーフ・エンジニアの森崎です。マスタリングは、お持ち込み音源の確認から始まります。そのミックスが音質もバランスもバッチリなミックスなのに、マスタリング当日になって思わぬノイズに気がつき作業を中断せざるをえないことがまれにあります。あらかじ…

[]今週末は「秋のヘッドフォン祭 2013」!

どうもMushです!台風が心配ですが今週末はスタジアムプレイス青山にて「秋のヘッドフォン祭 2013」が行われます。サイデラ・マスタリングからも徒歩10分くらいのご近所です。http://www.fujiya-avic.jp/user_data/headphone_fes.php開催日:2013年10月26日…

[]ホール録音:よくあるご質問

ライブレコーディング・エンジニアの西沢です。ホール録音をご依頼(ご検討)くださったお客様から、度々いただく質問があります。「ホールの音響さんに録音をお願いするのと、何が違うのですか?」ホールではマルチマイク/マルチトラック録音は基本的に請…

[]ハイパスフィルターでシビアに調整する

チーフ・エンジニアの森崎です。パイパスフィルター(ローカットフィルター)についてお話しします。J-POP、R&B;、HIP HOP、レゲエ、ブラジル音楽などは、ハイパスフィルターを上手に使いこなすと柔らかくかつタイトな低音を作ることができます。僕がハイパ…

[]私たちのインターン日記2013(その6)「はじめてのチェロレコーディング 2」

こんにちは。インターンの田中です!こないだはインターン3人で、オーディオテクニカ主催の「めざせ音匠 マイク指南塾」というセミナーに参加したんやけど!出来上がる曲(特にアコースティック)の音色が決まる1つの大きな要素であるレコーディング。マイク…

[]リファレンスCD(その2)「10のチェック項目」

チーフ・エンジニアの森崎です。リファレンスCDの使いこなしについて。モニタースピーカーやルームアコースティックの調整、機材やケーブルの音質の特徴を確認するのにポイントは何だと思いますか?それは「音楽を聴く」のではなくあくまで「音質チェック」…

[]私たちのインターン日記2013(その5)「はじめてのチェロレコーディング 1」

インターンの武田です。10月15日に、audio-technica主催「第8回 めざせ音匠 マイク指南塾」にいってきました。無料で受けられて、しかもプロの講師の方からアドバイスを頂けるという事で非常に太っ腹な企画です。行われた場所は株式会社オーディオテクニカの…

[]風に吹かれて

ライブレコーディング・エンジニアの西沢です。先日、とあるホールでオーケストラを録った時のこと。メイン・マイクロフォンを設置し回線を確認していると、楽器も鳴っていないのにメーターが振れていたのです。何だろうと思ってヘッドホンで聴いてみたとこ…

[]ハイレゾ時代のAtoZ

どうもMushです!来るべきハイレゾ時代。いよいよソニーも参戦して、「Hi-Res」がどんどん加速しています。「ハイレゾ」=ハイレゾリューション=高解像度の意味ですが、ハイレゾ音源というとCDを超えるフォーマット、ほとんどの場合24ビット以上の非圧縮ま…

[]リファレンスCD(その1)「音源の選び方」

チーフエンジニアの森崎です。初めてのスタジオで作業する時や新しい機材やケーブルのチェックをする時、なにを基準にしますか?自分で聴き込んだリファレンスCDは必須です。初めての部屋で、どのような特徴があるのか?低域が多い、歌が小さく聴こえる、パ…

[]マッシュのコーヒー学(その3)違いのわかる者になる

どうもMushです!サイデラ・マスタリングには現在インターンシップが5名在籍していて(うち2名は学校の授業の一環で1ヶ月限定)、我こそは一番美味しいコーヒーを淹れるぞと競っています。サイデラ・マスタリングのコーヒーはすべて手挽きの挽きたて豆をハン…

[]つれないなぁ?

ライブレコーディング・エンジニアの西沢です。海外では珍しいようですが、日本のコンサートホールには「3点吊り機構」が十中八九備わっています。これは、天井からマイクロフォンを吊るすことのできる仕組みで、電動(または手動)でマイクロフォンの位置…

[]第四次スタジオ改装完了(その2)「スタジオ改装その後」

チーフ・エンジニアの森崎です。「SHIZUKA Stillness Panel」をインストールして1週間。製品の測定値どおりの傾向(グラフのように低域にまで吸音)を耳でも確認しながら、モニター環境の微調整を行いました。今回の微調整のポイントは、低域のさらなる正確…

[]業界への新提案(その2)合言葉は「しっぽがながい!!!」

どうもMushです!業界への新提案(その2)合言葉は「しっぽがながい!!!」あほか、しっぽなんてないがな。と思われるでしょうがこれは韓国のことわざだそうです。少し調べたら「部屋の戸を閉めないで出て行くこと」という意味があるそうで、しっぽがながい…

[]私たちのインターン日記2013(その4)「ハチ公バスに乗って」

初めまして。名古屋から10月から一ヶ月だけのインターンシップにきた武田と申します。なぜ一ヶ月だけかというと東京に住んでみたかった^^(←違う)、私が通っている専門学校のカリキュラムでインターンの制度が一ヶ月間だけあるからです。この一ヶ月の間に…

[]どのような録音方法で?(その2)

1.韓屋 (ハノク:韓国伝統の家屋) の小さな演奏会のDSDレコーディングライブレコーディング・エンジニアのオ スゾン(Sujeong Oh)です。韓国の伝統楽器は、それが演奏される場所との関係が重要です。屋外であったり、境内であったり。むしろ音楽スタジオで…

[]どのような録音方法で?(その1)

ライブレコーディング・エンジニアの西沢です。CDアルバムや配信用ハイレゾ音源等、何かしら形にしようと思った時に「どのような録音方法を選択するか」は大切なポイントの一つです。【ライブ録音】の場合、演奏会やリサイタルの開催と併せて行えるので、一…

[]第四次スタジオ改装完了(その1)「SHIZUKA Stillness Panel」

チーフ・エンジニアの森崎です。第四次スタジオ改装完了。メインのPMC MB1スピーカーの背面とクライアントカウチの後ろ全面の吸音材を「SHIZUKA Stillness Panel」にアップグレードしました。http://www.hitori-shizuka.jp/製品紹介/音響空間向け-shizuka-st…

[]業界への新提案(その1)合言葉は「無響室!!!」

無響室とは、読んで字の如く、無響室(むきょうしつ、anechoic chamber)とは、残響が非常に少ない特別な実験室である。工業製品や家電製品の動作音測定や音響機器開発などに用いられる。残響時間は、ほぼ0になる。そのため、周囲の音の反射具合に影響されず…

[]響芸術専門学校スタジオ見学2013

チーフ・エンジニアの森崎です。毎年恒例の音響芸術専門学校(1年生)のスタジオ見学がありました。今年の学生はレコーディング、マスタリングよりもPA志望が多かったです。勉強を始めてまだ数ヶ月、分からないことばかりだと思います。早い時期にプロのスタ…