[]EQ2段がけ(その3)「応用編」

チーフ・エンジニアの森崎です。

本日はEQ2段がけの応用をお話しします。周波数帯域を大きく4つに分けて考えてみてください。下の分け方、考え方は僕の個人的な見解です。

1.20Hz〜100Hz→部屋の響き、低域の空気感を表現
2.100Hz〜1kHz→楽器自体の響き、音の厚み、暖かさ、ふくよかさを表現
3.1kHzから10kHz→音の芯、輝き、艶を表現
4.10kHz〜20kHz→倍音、高域の空気感を表現

EQ2段がけの使いこなしのポイントは、隣同士の周波数が重ならないように凹凸のあるカーブにすることです。僕はEQ2台で処理する場合は1台目で(1)20Hz〜100Hz、(2)1Hzから10kHzを、2台目で(3)100Hz〜1kHz、(4)10kHz〜20kHzの帯域をコントロールしています。(本当は3段、アナログEQを使用する場合は4段階でコントロールしているのですが)このように使い分けることで帯域の重なりを最小限にするだけではなく、周波数全般、あらゆる音のニュアンスを緻密にコントロールすることが出来ます。