Saidera Mastering Blog

CDマスタリング、DSDレコーディング、ハイレゾ配信&ストリーミング。 サイデラ・マスタリングは、常に最新のテクノロジーとワークフローにより「伝わる音」の技術を提供します。

[]モニター改善策(その12)「スピーカーの間隔」

チーフ・エンジニアの森崎です。

モニタースピーカーのリスニングポイントは、2本のスピーカーとリスナーが正三角形になる位置が基本です。まずは現状のまま音を聴いてみます。

1)低音が多すぎる場合→2本のスピーカーを壁から数センチ離す。
2)低音が足らない場合→2本のスピーカーを壁に数センチ近づける。
3)広がりが足らない場合→スピーカーの間隔を数センチ広げる。
4)中抜け(センター成分が弱い)の場合→スピーカーの間隔を数センチ近づける。
5)音が片側に寄っている場合→例えば、全体に左側に寄っている場合は、2本のスピーカーの間隔、壁からの距離はそのままで全体を数センチ右側に寄せる。
6)リスニングポイントを変えてみる。→前後に動きながらベストポジションを見つける。

これらを繰り返しながらを色々なセッティングを試して下さい。正三角形はあくまで基本です。スピーカーの間隔が広くても狭くても一番バランスの良い位置がベストポジションです。