[]TDでのヘッドルームの重要性

チーフ・エンジニアの森崎です。
最近44.1kHz、16Bitの音源でビックリするぐらい音が良い素材音源(TDマスター)を扱いました。聴き比べるといくつかの共通点がありました。

1)ヘッドルームに余裕がある。
2)音像が大きく、一つ一つの音がしっかりしている。
3)ピークの処理がきちんとしてあり音に厚みがある。

(解説)
1)ヘッドルームは3dB〜1dBぐらい余裕がありました。どの作品も波形を拡大してもつぶれていません。
2)音源の音量は小さめですが、モニターのボリュームを上げて聴いてみると聴感上とても大きく聴こえました。
3)ピークの処理がきちんとしてあるのでマスタリングで音量を入れても音が詰まった感じがしません。高域をほんの少し0.2dBほど上げただけで十分に抜けました。

これらの作品を聴いてみるとフォーマットよりも音作り、TD作業が大切だと思いました。例えば音量がギリギリまで入っているマスターの場合、マスタリングでは送りのレベルを下げてマイナスEQで処理をしたり、ケーブルと機材の選択でそのまま取込むしか方法がありません。

レベルとダイナミックレンジに十分余裕があれば色々なアプローチの仕方が可能になりますね。