Saidera Mastering Blog

CDマスタリング、DSDレコーディング、ハイレゾ配信&ストリーミング。 サイデラ・マスタリングは、常に最新のテクノロジーとワークフローにより「伝わる音」の技術を提供します。

[]サイデラ・モーニングセッション#027終了しました

どうもMUSHです!

サイデラ・モーニングセッション#027「KORG AudioGateの音質徹底検証」が終了しました。
参加のみなさんに持ち込みいただいた音源を使用して、アップコンバート/ダウンコンバートそれぞれの音質をサイデラ・マスタリングのモニター環境でチェックしましたよ!

[アップコンバート]
(1)オリジナルのPCMデータ
(2)それをAudioGateを使ってアップコンバートした2.8/5.6MHzDSDデータ

[ダウンコンバート]
(1)DPA4023 x2→マイクプリSONOSAX SX-M2→レコーダーKORG MR-1000(DSDIFF/5.6448/1)
(2)(1)の5.6MhzDSDデータをAudioGateでダウンコンバート→wav/48/16
(3)Korg MR-1000のLINE OUT→Apogee Ensemble(Soft Limit ON)→wav/48/16
(4)(1)録音時に同時に、マイクプリのアンバランス(ステレオミニ)→SONY PCM-D50(ハンディレコーダー)→wav/48/16

これらを比較視聴しました。アップコンバートでは「PCMに比べてDSDはピークがなくなりレンジが広くなった印象」「TD時のミックスイメージが蘇ってきた」「5.6MHzのDSDでは少し音量感が下がったか?」「DSDはパンチが無いとよく言われるが、それはCDがPCMを想定したミックスなので、DSDを想定したミックスをすればまた違うかも」などの意見が出ました。

ダウンコンバート比較は、AudioGateを使用した(2)は(1)のバランスを最も忠実に保持して変換された印象。(3)は非常に音楽的なものですが、サウンドにカラーリングが付加されました。「この音質変化が好みであれば、DAコンバーターのアウトをMR-2000Sに入れればそのまま録れる!」というところまでディスカッションの話題にあがりました。

最後に。アメリカのレーベル「Blue Coast Records」(@bluecoastworld)が、DSDIFFまたはDSF2.8MHzDSDデータ、さらにはDSD Discのディスクイメージファイル(!)での配信をはじめています。こちらはサイデラ・マスタリングでも所有するDSD DAW、SONOMAで制作をされているとのこと。DSDサンプル音源(要登録)もあるのでそちらもチェックしてみてくださいね!


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