[]サラウンド寺子屋/TACセミナー「3D音響の最新動向 WFS技術とその応用例」

どうもMUSHです!
先日はサラウンド寺子屋TACSYSTEM TACセミナー共催のワークショップ、「3D音響の最新動向 WFS技術とその応用例」に行ってきました。

WFS(Wave Field Synthesis)とは:
WFSは、音声の伝わり方やその音を受け取る右と左の耳の間の遅延、空間サイズと合わせてリアルタイムで計算/レンダリングして、スピーカーアレイシステムに出力するという3D音響システム。
スイートスポットがないため何処の場所でもリアルなサラウンド効果が楽しめ、限りなく現実同様の音場空間を生成することができます。WFSを使った商用製品を開発する会社は既に世界で2社存在します。ドイツのIOSONO社、もう1社はスイスのSonic Emotion社で、両社とも異なるコンセプトに基づいたシステムを提案しています。(TACセミナー案内より)

従来の5.1or7.1chなどのサラウンドにはスイートスポット=各チャンネルからの音を均等に聴けるエリアがハース効果などにより限定されてしまうという問題があります。それを解消するためには、スピーカーの位置をすごく距離を置いて、遠くに置いてあげることです。しかしそれにも距離減衰やスペースの問題がありとても現実的ではありません。

WFS技術に基づいたIOSONO社sonic emotion社のプロセッサーと部屋の壁面を囲む小さなラインアレイ・スピーカーシステムによって、遠くに置いたラージスピーカーからの音の波面をシュミレートして再生します。これによってスイートスポットの制限がなく、空間内のどこにいてもソースの位置が特定することが出来るようになるというのです。

ちなみに、2007年のCEATECや、ソニービル OPUSや、ミラノサローネや、ソニーエクスプローラサイエンスで実際に 『 波面合成システム 』を視聴された方も居るかと思います。これも同技術の応用で、弊社のオノ セイゲンは2004年〜2005年にかけて評価実験用の音源の制作を担当していました。ただ当時はひとつの音のスポッティングをするのに、仕込んでからWINDOWSマシンで一晩かけてレンダリング。翌日になって視聴できる。それからミキシング手直してまた一晩かけてレンダリングという、気の遠くなる作業だったそうです。CPU速度は日増しに速くなり、精密なモニター環境さえあれば、サラウンドでも3Dでもなんでもリアルタイムでレンダリングできる時代になりました。さらに詳しく勉強したい方は、こちらに「波面合成信号変換装置および波面合成信号変換方法」の特許が公開されています。

ソニーの外枠がスピーカーで中が空っぽという波面合成システム
http://www.stereosound.co.jp/hivi/detail/feature_290.html

ワークショップ当日の様子はサラウンド寺子屋Ustreamアーカイブですべてご覧いただけますよ!
昨年から映像の3Dの話題は先行していましたが、音の3D(?)の動向にも注目です!

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Synthax Japan スタッフ ブログ: wave field synthesis / 空間音響
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