[]Prism Sound Dream ADA-8:ラインケーブル・ADC徹底視聴予習編(その2)

チーフ・エンジニアの森崎です。
2月15日のサイデラ・モーニングセッション#034「アンコール開催!マスタリングセミナー -ラインケーブル・ADコンバーター徹底視聴-」で視聴するものを、シリーズでレビューします。(その2)はPrism Sound ADA-8 Multi-channel A/D D/A Converter。

24BIt/96kHz対応の8ch AD/DAコンバーター
・AES3(1&2ワイアー対応)、TDIF、ADATオプティカル、SDIF、Sonic Solutions、DIGIDESIGN Pro Toolsなど、モジュールの交換で様々なインターフェースに柔軟に対応。
・さらにSDIF-2モジュール、SDIF-3インタフェースでDSDにも対応。
・8チャンネルのPCM-DSD変換、DSD-PCM変換。
・「スーパー・ノイズ・シェイピング」、「ダイナミック・レンジ・エンハンスメント」、「ワード・マッピング」、「サンプル・レート・アップ・コンバート」などのD/D機能も装備。
・アナログ入力段にオーバーキラー回路(ソフトクリッピングリミッター)を搭載。急激なオーバーロードでもデジタル・クリップしない。

モジュールは2つのパスを持ちそれぞれ独立設定、8ch×2回路の入出力を異なるフォーマット間で行える。各ルーティングはMimic Panelのパススイッチで切り替え可能。ブロックごとの青いボタンでパラメーターの変更できる。リファレンスレベルは0.5dBステップで調整可能。フロントパネルはモニター、ルーティング、メーター、プリセットのセクションに分かれマニュアルを見なくても直感的に操作出来る。
発売当初、Pro Toolsに24Bitでダイレクト接続できるコンバーターとして大反響でした。NYCのスターリングサウンドではほとんどのエンジニアがプリズムサウンドのAD-2を使っていました。そしてサイデラ・マスタリングでもこのコンバーターを採用。初めて音を聴いた瞬間から、洋楽独特の音の厚み、切れ、透明感がある。全体域に渡ってフラットで厚みがありピークはほとんどない。ヴォーカルはオケに馴染み中低域に厚みがあるピラミッド型のボトムがしっかり支えるサウンド。特にかっこいいのがドラムの音。音像が大きくバシッと止まる。EQでローカットをしなくて良いのにはビックリです。dB Technologies 4496はベース中心のバランスだが、こちらはドラム中心のバランスと言えます。高域もトップエンドまできれいに伸びて倍音がとてもきれい。

僕はこのコンバーターをリファレンスとして使っています。その理由はあらゆる環境で聴いても音楽のバランスが崩れない、特にヴォーカルの質感が変わりにくいため。音像が大きく、パンチがあり、音が前に出て来るので最近のJ-POP、R&B;、HIP HOPには欠かせない機材です。レンジの広さと音の厚みを兼ね備えた数少ないコンバーターです。


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