[]Wire World Siver Eclipse / Transparent MUSICLINK SUPER:ラインケーブル・ADC徹底視聴予習編(その4)

チーフ・エンジニアの森崎です。
2月15日のサイデラ・モーニングセッション#034「アンコール開催!マスタリングセミナー -ラインケーブル・ADコンバーター徹底視聴-」で視聴するものを、シリーズでレビューします。(その4)はお気に入りのケーブルについて。



[ Wire World / Silver Eclipse ]
ワイヤーワールドはオーナーでケーブルの設計者でもあるデヴィット・ザルツ氏を中心に、ケーブルの作成において次々に革新的技術に取り組んでいるアメリカのケーブルブランド。デビッド氏は「ノーコンタクト」「ノーカラーレーション」をゴールとして掲げ、それに向かってケーブルを作り続けている。1992年にワイヤーワールド社を立ち上げ以来、オーディオインターコネクトケーブル、スピーカーケーブル、デジタルケーブル、USBケーブル等多、岐にわたり様々なハイクオリティーケーブルを作り出している。(カタログより抜粋)

ワイヤーワールドのサウンドは明るく透明感があり音像の大きなヴォーカルが特徴。声の細かなニュアンス、倍音まではっきり聴こえる。オケとヴォーカルのバランスは4:6ぐらい。アーティストの声のニュアンスを出来るだけ変えずに暖かみ、輪郭のある声にしてくれるケーブルです。ほんの少し高域8k〜10kHzが持ち上がるので音に艶がプラスされます。レンジが広く空気感があるのでアコースティックギターやピアノとの相性も抜群です。ご存知スターリング・サウンドのグレッグ・カルビも愛用しているケーブルです。

[ Transparent / MUSICLINK SUPER ]
トランスペアレントは1980年設立。トランスペアレント・オーディオケーブルに搭載された独自のネットワークは、ノイズ低減に作用するばかりか、その共振点を中音域に害を与えない60〜15Hz程度の超低域にまで追いやる効果をあわせもちます。ケーブル、ネットワークの物理的な防振対策とあいまって、この電気的制振効果はケーブルから特異な色付けを取り去り、リアリティー豊かな深い音楽性を引き出します。(カタログより抜粋)

トランスペアレントのサウンドはボリューム感のある低音とキレのある高域が特徴。特にキックが弾力があり音像が大きく表現されるのでR&B;やHIP HOP、クラブミュージックには欠かせないケーブル。低域は量感はあるがしっかり止まるのでサウンドはドライです。使いこなしが難しいケーブルですが音楽のグルーヴ、躍動感を余すことなく引き出してくれるケーブル。ゲートウェイ・スタジオのボブ・ラドウィッグ氏が愛用しているケーブルです。

PS.
オーディオのエンジニアもレコーディング、マスタリング・エンジニアも一番大切なことは「アーティストの意図しているサウンドをどれだけリスナーに伝えられるか」ですね。

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