[]自宅マスタリングのヒント

チーフエンジニアの森崎です。

本日は自宅マスタリングのヒントについて。「秘伝マスタリングテクニック極秘公開」(2011年1月27日Rock oNセミナー)でも解説したように、僕のマスタリングには大きく3つのプロセスがあります。(セミナーで使用した資料のPDFはこちらでダウンロード出来ます。→PDFダウンロードLINK→→

1.サウンドのキャラクター、ニュアンスを決定する。
2.必要なレベルまで歪まないように音量を入れる。
3.細かなバランス調整。

マスタリングでのサウンドキャラクター付けはアナログ機材、AD、DAコンバーターの選択、ケーブルの選択などで行ないます。レベルを大きくするに最終的にピークが点かないようTC Electronic SYSTEM6000のMD3がBrick Wall Limiterを少しかけています。細かなバランス調整はGML Model8200(アナログEQ)又はMDW HiRes Parametric EQ(デジタルEQ)がお気に入りです。

同じようなことプラグインでのマスタリング作業に応用する方法は?
1.パラメーターをフラットにしても通すだけでサウンドキャラクターが加わるプラグインをインサートします。例えばPultec Bundle EQやJOEMEEKなど。これはあくまで、インサートすることでプラグインの持つ独自のサウンドキャラクターを付けのため。色々なプラグインを聴き比べましょう。

2.レベルを入れるリミッターはWAVES L1、L2、 Digidesign Maxim、McDSP ML4000など、使いやすい、音質が気に入っているプラグインを選びましょう。ただし過度なリミッティングは禁物。インプットレベルをよく監視してください。

3.細かなバランス調整はどの帯域を操作しているのか視覚的に分かるEQがオススメです。もちろん音質を優先してそうでないものを選んでもかまいません。僕はEQのカーブがきれいにつながるようにデジタルEQをSystem6000内で3台、シリーズで使います。そしていつも良く使う周波数、Q、レベル設定をジャンル別に20種類程メモリーしています。このメモリーを呼び出し聴き比べながら音作りをすればゼロから作り上げるよりも作業がスピーディーで、ジャンルに合った適切な音処理が可能です。セッティングのストアとリコールはプラグインがもっとも得意とすることの一つですね!


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