Saidera Mastering Blog

CDマスタリング、DSDレコーディング、ハイレゾ配信&ストリーミング。 サイデラ・マスタリングは、常に最新のテクノロジーとワークフローにより「伝わる音」の技術を提供します。

[]鈴木良雄 Bass Talk『ダンシング・ルナ』@HAKUJU HALL

インターンの福元です!

今日は、鈴木良雄 Bass Talk『ダンシング・ルナ』リリース記念コンサートの鑑賞レポートです。6月22日金曜日夕方、サイデラ・マスタリングでのインターンシップを終え、竹下通りと代々木公園を抜けて白寿ホールへと向かいました。クラシック・ホールである白寿ホールでの「鈴木良雄 Bass Talk」によるコンサートは19時開演。音抜けと響きの良いホールで、フルート/ピアノ/ウッド・ベース/パーカッション+ドラムスによるアコースティック・コンサート。エントランスからホール内に入った瞬間、何かわくわくする場所に来たと思いました。

前から4列目の席に座り、いよいよ開演です。


パーソネル:鈴木良雄(b)、井上信平(fl)、野力奏一(pf)、岡部洋一perc
セットリスト:ダンシングルナ

タッチ・オブ・スプリング
ニュー・ヨーク・ブルー

フェアリーズ・トーク 等

ガッバーナを着た井上信平さん(fl)は、とてもセクシー!で、優しいフルートの音色に乗せて、特に野力奏一さん(pf)と息の合った演奏をしていました。(終演後、二人はがっちりと握手していたのが印象的です!)コンゴを足下に置き、その周りにドラム・セットを組んだ岡部洋一さん(perc)は全体を纏め、曲の盛り上がりに欲しい音は必ず奏で、アンコール後の曲で魅せた5分程の長いソロでは、拍手喝采を浴びていました。それは会場全体が喜びに満ち溢れる雰囲気に包み込まれた瞬間でした。鈴木良雄さん(b)のウッド・ベースは、生音だと言う事が信じられないくらいのボリュームのある音で楽器がとてもよく鳴っていました。楽器自体も最も良質なウッド・ベースで、世界のウッド・ベースでも50本のうちに入る楽器を使っている、と聞いた事があります。公演後半では、鈴木良雄さんの故郷である木曽福島から駆けつけて来た3人の男性がステージに上がり、「木曾節」を披露しました。(3人のうち2人は僕の隣に座っていたので、謡う方たちとは知らず、びっくりしました!)感動的な締めくくりとともに、この「木曽節」は心に残りました。そして、スタンディング・オベーション。観客全員が立ち上がり、惜しみない拍手を送り続けていました。スタンディング・オベーションが起こるコンサートを久しぶりに体験する事が出来ました!

アコースティックな優しい音楽(しかし盛り上がる!)を奏でるこのバンドは、吉祥寺サムタイムなど、都内のJazz Spotで連夜演奏しているので、また聴きに行きたいと思っています!結成からなんと12年目だそうで、息がぴったりなのもうなずけます。

以上、鑑賞レポートでした!