[]無意識に聞き分ける音楽家

ライブレコーディング・エンジニアの西沢です。今日は、過去の面白い経験談をひとつ…。

コンサートホールで室内楽等を録音する時は、専用の録音室を利用したり楽屋に録音室を仮設することもありますが、舞台袖(ステージ横にある、客席からは見えない空間)に機材を設置することがほとんどです。演奏者の方々とのコミュニケーションもとりやすいですし、何より移動距離が短いので体力的に楽なのです(笑)。ただ、舞台袖では、実際の演奏音とスピーカー/ヘッドフォンから聞こえる音とが混じって聞こえてしまうのが難点…。念のため我々技術者は、演奏者の休憩中に “今さっきの録音” を舞台袖で再生確認しています。

前置きが長くなりましたが、ここからが本題。上記の理由から舞台袖でプレイバック(再生)していると、休憩中のはずの奏者が慌てた様子でステージに戻ってきたことがありました。理由を訊ねると「もう、休憩が終わって演奏が始まったのかと思って…。」とのこと(後に「休んでいるはずの自分も演奏していた」と大笑い)。

現在、録音には DSDレコーダー KORG MR-2000S を愛用しています。DSDの音は音楽家の耳をも欺くほどの生々しさを持っているのでしょう。実際、PCM(CD等で採用されている変調方式)録音の時はプレイバックと生演奏を間違える方には出会いませんでした。

DSD と PCM の音を無意識に聞き分ける音楽家の耳、恐るべし!

D どうです?
S してみたくなったでしょう?
D DSDレコーディング!



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