[]ミキシングエンジニアKさん流・聴感上大きなミックス・テクニック


チーフエンジニアの森崎です。本日はいつも来ていただいている凄腕ミキシングエンジニアのKさんに聞いた「聴感上大きなミックス」について。

Kさん:「左右のスピーカーから同じタイミングでドンと出るのが一番音圧を感じるんです。しかも全ての周波数レンジでドンと来るのが理想です。僕はミックスの時に左右の配置ではなく前後の奥行きで音作りをしています。パンは最後の手段と考えています。」
このテクニックは目からウロコでした。この話を聞いて、僕が音響ハウスでアシスタントをしていた時、特にキックの音像が大きいと思ったエンジニアさんはスピーカーセッティングの間隔が狭かったことを思い出しました。YAMAHA NS10Mを横置きで30cmから50cm間隔なんです。当時そのうちのお一人に「どうして狭くセッティングしているんですか?」と質問すると「センター成分をしっかり聴き取るため」と教えてくれました。

Kさん:「音圧ある音に仕上げるには、センター成分をしっかり表現することが大切ですね。ボーカルとキックは特に重要です!そして僕もスピーカーの間隔は狭いです。しかも角度を付けず平行で置いています。直接音を聴きすぎないようにするためと、クライアントさんのリスニングエリアを広げるためです。角度を付けるとどうしてもリスニングポイントが狭くなってしまうので。」
マスタリングでもラジカセなどの小さなシステムや有線放送の設備用スピーカーをしっかり鳴らす音に仕上げるにはセンター成分の聴かせ方がとても重要です。センター成分をうまく整理してあげると無理に音量を入れることなく自然な質感で聴感上大きく聴かせることが可能になります。作品を大きな音量で聴かせたいと思ったら、ミックスでセンター成分に注目してください。


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