Saidera Mastering Blog

CDマスタリング、DSDレコーディング、ハイレゾ配信&ストリーミング。 サイデラ・マスタリングは、常に最新のテクノロジーとワークフローにより「伝わる音」の技術を提供します。

[]J-POPのマスタリング(その1)「ボーカルを引き立てる機材の選択」

チーフエンジニアの森崎です。本日はJ-POPのマスタリングについて(その1)。

J-POPのマスタリングのポイントは
1.ボーカルにスポットライトが当たっているかのような存在感のある音作り
2.ボーカルを華やかに引き立てるキラキラ明るく元気なサウンド。
があります。

僕のJ-POPのマスタリングでは、音に厚みを出すためにPrismSound MLA-2(アナログコンプ)をよく使います。インプットレベルを大きめに調整して「ハーモニック・ディストーション」の効果を狙い、音の艶と透明感を付加します。

MLA-2のインプットへのラインケーブルにはMOGAMI2549を使います。このケーブルはSaidera Ai SD-9003と比較するとレンジは広くないですが、逆に言うとローエンドとハイエンドが適度に抑えられてボーカルの芯の帯域が出てくるのでJ-POPにはぴったりです。2549は1メートルあたり100円台で買えるケーブルですがマスタリングではサウンドの方向性に合った機材を選択することがとても重要なのです。もう少し低域やガッツが欲しいときはTRANSPARENT Music Link Superを使います。このラインの選択は声質に大きく影響するのでいくつか聴き比べながら時間をかけて選択しています。
2013-07-08改定


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