Saidera Mastering Blog

CDマスタリング、DSDレコーディング、ハイレゾ配信&ストリーミング。 サイデラ・マスタリングは、常に最新のテクノロジーとワークフローにより「伝わる音」の技術を提供します。

[]音像とは(その1)「同じ楽器でも異なる音像の表現」

チーフ・エンジニアの森崎です。

スピーカーやヘッドフォンで音楽を聴いている時、歌っているボーカルや演奏している楽器の像が目の前にあるいは脳内に浮かんでくると思います。そのイメージを「音像(Sound Image)」といい、この音像は大きさ、位置(=音像定位)などで表現されます。

ピアノの例でいうと、コンサートホールでのクラシックのピアノソロにおいてステージから離れたホール中央の席で聴くサウンドは、音像は小さいが響きが豊かで奥行きと広がりがある音、と言えます。対してジャズのピアノトリオにおいてライブハウスの最前列で演奏を聴くサウンドは、音像が大きくエネルギッシュでリアリティーのある音、などと言えるでしょう。マスタリングにおいても音像の大きさは仕上がりの印象を大きく左右する重要な要素です。実際に「音像を大きくしてほしい」と求められることも多くあります。では音量を大きく入れれば音像が大きくなるのか?と言うとそうとは限りません。

次回は音像の大きさと音量の大きさの違いについてです。


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