Saidera Mastering Blog

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[]音像とは(その2)「音像の大きさと音量の大きさは違う」

チーフ・エンジニアの森崎です。
本日は「音像の大きさ」と「音量の大きさ」の違いについて。

「音像の大きさ」とは=スピーカーやヘッドフォンから聴こえる歌や楽器の輪郭の大きさ
「音量の大きさ」とは=耳で聴いた時の音量そのものの大きさ
です。この二つはそれぞれが関係性を持ちながらも同じではありません。大切なのは「音量の大きな作品に仕上げたいと思ったら音像を大きく仕上げること」です。

試しにミックスマスターにマキシマイザーを使用して音量をぐっと上げてみましょう。音量は上がりますが音像の大きさはどうでしょう?音像の大きさは変わらず、アタック(音の芯)が潰れて詰まって聴こえます。今度は音像を大きくするEQ処理を施すと、(このテクニックについてはまた今度!)音像だけでなく聴感上の音量感も大きくなります。輪郭が大きな音は聴感上の音量も大きく聴こえるのです。

次回は音像の大きなサウンドを作るには実際にどうするのか?です。


関連リンク:
Saidera Mastering Blog:音像とは(その1)「同じ楽器でも異なる音像の表現」

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