[]私たちのインターン日記2013(その2)「チーフエンジニア森崎の情熱大陸に迫る」

田中:森崎さん、10年以上マスタリングエンジニアですよね。昔からそんな熱心に音と向き合ってきたんですか?

森崎:僕にはずっと憧れている人がいるんですよ。スターリング・サウンドのトム・コインというエンジニア、聞いたことある?

田中:ないです。

森崎:トム・コインはグラミー作品も手掛けているマスタリングエンジニアで、常に理想的なレンジでマスタリングしています。そのサウンドを勉強するため一つの音源を何度も何度も繰り返し聴いたんです。まず、この曲を徹底的に勉強するぞ!と決めて、一日30回、聴かない日があっても年に約10000回は聴きました。

田中:うわっ!ほんまかいな?プロはそんなに聴くんや!

森崎:ははは。ま、気持ちはそういうことです。

田中:うわっ!びっくりした〜。寝る時間ないですよね。

森崎:モニターシステムのリファレンス音源としても使って、スピーカーの微調整で角度を変えたり色々な条件でこの音源を聴いてみる。本当に10年間聴き続けると音作りの特徴や音の方向性、機材の使い方まで分かってくる。正確なモニターで注意深く何度も聴くことでだんだんと微妙な音の違い、ニュアンスなどが聴き分けられるようになります。この耳コピーの終わりの見えない繰り返し。

田中:それぐらい努力して聴かんと、音を正確に把握するのも無理なんやなあ・・・

森崎:まさにスプーンで浴槽をいっぱいにするような積み重ねです。

田中:は??なんですか?スプーン?

森崎:スプーン1杯が曲を1回聴くとして、浴槽をいっぱいになるまでの回数だけ聴くということです。目指す世界のレベルはそう簡単ではありません。結局、耳コピーの経験の積み重ねが一番大事です!!技術はあとからついてくる。トム・コインだけではなく色々な一流エンジニアの音を何度も繰り返し聴くこと。トム・コイン自身も日々向上していくので目指すべきサウンドのレベルはどんどん高くなっていきますからね。

田中:はあ、微妙な差ですね。プロはちゃいますねえー。

森崎:繰り返しているとある日突然、いろんなものが理解できることがあるんです。機材やケーブルを変えただけでポイントが見えたり、ちょっとした違いの原因はこれだったんだ、という風に。逆に、イマイチと思っていたセッティングが・・・待てよ、この質感はいける、という風に。トム・コインがマスタリングした曲を僕もマスタリングしてクライアントさんが僕のテイクを選択してくれたこともあったけど、それでも今でも繰り返し聴き込んでますよ。

田中:何年経ってもトムコさんみたいな憧れの人がいて、森崎さんを情熱大陸にさせるんやろうなー。スケールがでかい!感動しました。

森崎:トムコちゃうんだけどね!フレッシュマンの時の初心忘れるべからず、気持ちがいつまで続くかなー?

田中:毎度おおきにです!!


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