[]リファレンスCD(その2)「10のチェック項目」

チーフ・エンジニアの森崎です。

リファレンスCDの使いこなしについて。

モニタースピーカーやルームアコースティックの調整、機材やケーブルの音質の特徴を確認するのにポイントは何だと思いますか?

それは「音楽を聴く」のではなくあくまで「音質チェック」することです。「どういう要素」が影響して、音楽の表情が変わったかのかを把握するために、ピンポイントでなるべく短いワンフレーズや決められた3秒とか10秒という短時間だけに注意をして最低でも以下の項目をチェックしましょう。

1.バランス(低域、中域、高域のバランス)
2.音の厚み(密度)
3.サウンドキャラクター(硬い、柔らかい、低域寄り、高域寄り、軽い、重いなど)
4.奥行き、広がり、空気感
5.響き(リリースタイム、音符の長さ)
6.歌とオケのバランス
7.音の解像度(フォーカス、歌や楽器の輪郭)
8.音の立ち上がり(スピード感、切れ)
9.音像の大きさ
10.楽器の定位

僕のリファレンスCD「Destinys Child/Say My Name」の聴き方ポイントは、
・イントロのコーラスで左右のバランスと声の質感。ギターが右側から聴こえるか(LRの確認)。ボーカルの声はピークが無く、柔らかく透明感が有るか、左右が同じに、同じレベルで聴こえるのか。
Aメロではキック、スネア、ボーカルがビシッとセンターで鳴っているか。キックの質感とリリースの長さ。柔らかくて輪郭が有り、リリースタイムがスネアの音にかぶらなければOK。
Bメロではスクラッチとスネアのリズムがタイトに聴こえるか。
・サビではスネアのビートに合わせて入ってくる金物がくっきり聴こえるか、スネアと一体に聴こえるのか。
・最後にDメロの入りに入っているキックの重低音。ここは一瞬ですがチェックポイントです。

パートごとにチェックポイントを設けて聴きます。曲を通して聴くのではなく、歌詞の一部やキックの1音など部分ごとに意識を集中させて聴きます。

ケーブルや機材のチェックでは曲頭から再生してそれぞれ同じ箇所を聴くようにします。慣れてくればワンフレーズ聴いただけでサウンドの違いを判断できるようになります。そのためにはリファレンスCDを繰り返し聴いて音の基準を身につけましょう。基準ができれば音を聴いた時にいつもと何が違うのかを瞬時に確実に判断することができます。

関連リンク:
Saidera Mastering Blog:リファレンスCD(その1)「音源の選び方」
Saidera Mastering Blog:第四次スタジオ改装完了(その2)「スタジオ改装その後」


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