[]WORD CLOCKの使いこなし

チーフ・エンジニアの森崎です。
本日はマルチ録音時のWORD CLOCKの使いこなしについてお話しします。

ライブレコーディング等でKORG MR-2000Sなどのデジタルレコーダーを2台以上使用し、マルチチャンネル録音をする場合は必ず2台をBNCケーブルでつなぎ、マスター機からスレーブ機(またはクロックマスターから各機)へWORD CLOCKを供給する必要があります。


「一致と同期」
2台のMR-2000Sのサンプリング周波数をどちらも5.6MHzに設定しても、各々固有の(5.6MHzの)基準信号を使用し動くため必ず2台間にズレが生じます。例えば時計と同じで、二人で同時に時報に合わせたとしてもいずれはズレてしまいます。なぜなら基準となる信号が共通ではないからです。「一致させたが同期はしていない」状態です。つまり同期というのは同じ基準信号を使用しているということです。

2台のMR-2000Sが同じWORD CLOCKで動作していれば収録時間は一致します。KORG AudioGateでPCMデータに変換し、スタートポイントを合わせれば波形の位置(波形の山と谷)は一致します。

フリーランで録音した場合はレコーダー間で収録時間が異なり音あたまを合わせても時間が経つにつれ波形のズレが生じます。長時間になるほど時間のズレは顕著に表れますので注意が必要です。

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