[]確実に音が録音されているか?「3点チェック」のすすめ

チーフエンジニアの森崎です。

当たり前ですが「確実に音が録音されている」ことを確認するのにもっとも有効な方法は「録音された音をプレイバックする」ことです。ですが例えば60分の作品を5枚のCD-Rに焼いた時、すべて全尺を300分かけて確認できるかというととてもできません。そんな時は「3点チェック」をおすすめします。

僕がレコーディングの仕事を始めた1990年代前半においてその日のラフミックスやミックステイクを持ち帰って確認する方法はDATやカセットテープで、これを録音するのはアシスタント・エンジニアの重要な仕事でした。クライアントの人数が多いときには大変で時にはDATレコーダー3台+カセットテープレコーダーをWカセット2台(=4本分のカセットテープに同時録音)を一度に回していました。

そして録音が終わったらそれをクライアントに納品する前に、「確実に音が録音されている」ことを確認するために3点チェックを行ないます。3点とは
1.曲頭
2.曲中
3.曲終わり
です。アルバムであれば1曲目の曲頭/真ん中辺りの曲中/最後の曲の曲終わり、となります。

この3箇所が正しく録音されていれば「正しく動作している機材」ならまず問題はありません。今のDAWは波形を目視して録音状況が分かりより正確に確認できるようになりましたが、この3点チェックも併せて行なうことをおすすめします。サイデラ・マスタリングでは試聴用のCD-Rを焼いた時やDDPマスターを書きだした時はこの3点チェックを必ず行います。(ただしDDPマスターはさらに、必ず頭から終わりまで通して検聴(ノイズチェック)します。)「確実に音が録音されている」ことを確認するのは品質管理の第一歩です。

PS. そういえば、当時はDAT/カセットレコーダーのヘッドフォンアウトとキューボックスのヘッドフォンアウト(=コンソールアウト)を聴き比べてLRが合っているのか確認をしました。すべてアナログ接続なのでどこかでLR接続を間違えている可能性もありますからね。テープメディアだと一台ごとの早送り巻き戻しでも数十秒かかるのでCMなど短い曲をたくさん録音するセッションは大変でした。当時はアンドゥー出来ないのが当たり前でしたからかなりの緊張感の中での作業でした。


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